M.A.Y. blog

札幌のTRPGサークルM.A.Y.のブログです。

おしらせ

2006年7月30日(日)コンベション開催決定!
このたびM・A・Yでは、久しぶり(10年ぶり!?)にコンベションを開催することとなりました。
当日は「ウィザードリィ」「ガンドッグ」「迷宮キングダム」ドラゴンォーリア」「スーパーロボッット大戦」などを予定していますので。どうぞお気軽にご参加下さい。


次のセッションは上記7月30日(日)となります。詳しくはこちらへ

 <原稿提供者のみなさま>リプレイ小説、アースドーンの連載が終了しました。記事を提供いただきMAY一同、この場を借りてお礼申し上げます。


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | トラックバック(*) | スポンサー広告 |TOP


魔法の水<4>(T&Tリプレイ小説)

NBさん作

リグマロール唯一の専業養鶏屋は、町から少しはずれた森の近くにある。でなければ、騒音やら悪臭やらで、隣近所から文句が出るだろう。
「狼が初めて出たのは、あれは、えーと……1週間前のことじゃ」
 養鶏屋の主人エイブ・カースンは、指を折りつつ勘定して、そう告げた。年はとっているが、まだ記憶も足腰も確かである。孫娘のレガシイと二人きりで、この小さな養鶏場を営み、卵と鶏肉の収益で、細々と暮らしをたてているのだった。

「それから、毎晩ですか?」
「いや……毎晩というわけではない。だが、2日と空けずにやってきて、鶏小屋を荒らして行く」
「最後に来たのは?」
「一昨日じゃ。昨夜はこなかった」
「じゃあ、今夜はたぶん来るんだろうな」
 母屋の裏にまわると、粗い網を張った粗末な古い囲いがあり、12、3羽ほどの鶏が、こけこけくっくっと鳴きながら、落ちつかなげに行き来している。網は裏側が一部が破れており、鶏が逃げないように、応急処置に板を打ちつけて塞いであった。
「これまで、どのくらい被害にあってるんです?」
「そうじゃのう。ひい、ふう、みい……四羽じゃな」
「狼ってのは、間違いありませんか?」
「あれは、確かに狼じゃった」
 養鶏屋の主人は、夜中の見張りで見た獣を、両腕を広げて示してみせた。
「随分大きな狼じゃったわい。こんなじゃった」
 大きい。話に聞く通常の狼からすると、縦横5割増し程度はあるだろう。
「手分けしよう」
 グレゴリーが提案した。
「まずは近所に聞き込みだ。狼を見かけたり、狼の被害にあったりした人はいないか。
それから、森によく入る人たち---樵と猟師だな、その人たちに話を聞いて、ここの近辺で、最近よく狼を見かけるようになったか、確認するんだ。それと町の長老のところだ。狼が現れた過去の記録がないか、見せてもらおう。後は、ここで夜番する用意だな」
「じゃあ、俺は近所まわりしてから、父さんに話聞いてくる」
 ヨハンが腰を上げた。
「おれ、猟師のおっさんとこ行く。ついでに、野営の用意もしてくっから」
 パケットがぱっと立ち上がった。
「あたし、罠張ってるわね」
 シュガーが言えば、カイルも続く。
「ぼく、ここで一応警戒してます。これまでそうだったってだけで、昼間だから安全って、決まったわけじゃないし」
 レスターは、シュガーに押しつけられたロープの買い物をするため、ちょっと会釈しただけで出て行った。
「材料そろうまで、あたし、ここで休ませてもらうから」
 シュガーの言い分に苦笑いしつつ、グレゴリーは自分が長老のところに行くことにした。
  
<続>
スポンサーサイト
00:32 | トラックバック:0 | リプレイ・小説 |TOP



トラックバックURLは http://trpgmay.blog28.fc2.com/tb.php/21-962879ba

トラックバック


コメント


コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

| TOPページへ戻る|

ブログ内検索

カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。